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調査日数は何で決まるか
探偵に浮気調査を依頼する際、多くの人が「一体、何日くらい調査をすれば浮気の証拠が取れるのだろうか?」という疑問を抱きます。
結論から申し上げますと、「〇日あれば絶対に証拠が取れる」と断言することは誰にもできません。
なぜなら、調査に必要な日数は「対象者(パートナー)の行動パターン」「浮気相手と密会する頻度」「対象者の警戒度合い」そして何より「依頼者自身がどれだけ事前情報を持っているか」によって1日で終わるケースから1ヶ月以上かかるケースまで千差万別だからです。
浮気調査の費用は「1日あたりの費用 × 日数」で計算されるため、調査日数が延びるほど総額は数十万円単位で跳ね上がっていきます。
無駄な費用をかけずに最短で証拠を掴むためには「探偵が1日にどのような動きをするのか」を理解し対象者の行動パターンから逆算して必要な日数を割り出す作業が不可欠になります。
尾行1日の実際の流れ(時間帯別)
「1日の調査」と言っても、24時間ずっと監視し続けるわけではありません。
特定の怪しい時間帯に絞って人員を投入します。探偵が実際にどのように尾行し、証拠を押さえるのか「仕事終わりに浮気相手と会うパターン」を例に1日の調査の流れ(稼働時間:約8時間)を見てみましょう。
| 時間帯 | 探偵の行動・調査状況 |
|---|---|
| 17:00 | 【張り込み開始】対象者の勤務先付近に調査員2名が到着。複数の出入り口をカバーできる位置に配置し、対象者が退社するのを待機します。 |
| 18:30 | 【尾行開始】対象者が会社から出てきたのを確認。徒歩や電車での移動を、一定の距離を保ちながら尾行します。背格好や服装の写真を記録します。 |
| 19:00 | 【接触の確認】駅前の待ち合わせスポットで浮気相手と合流。2人が接触した瞬間の証拠写真を、気づかれない位置から撮影します。 |
| 19:30 | 【飲食店の特定】2人でレストランに入店。探偵は外で待機するか、状況に応じて一般客を装って入店し、親密な様子の写真(腕を組む、キスをする等)を狙います。 |
| 21:30 | 【追跡再開】退店した2人を再び尾行。ラブホテル街や、浮気相手のマンションへ向かう経路を記録します。 |
| 22:00 | 【決定的瞬間の撮影】ラブホテルへ入る瞬間(不貞行為の推認)を撮影。その後、2人が出てくるまでホテルの出入り口が確認できる場所で息を潜めて待機(張り込み)します。 |
| 翌02:00 | 【調査終了】ホテルから出てきた2人を撮影。別々の方向に帰路につくのを確認し、本日の調査を終了します。 |
このように、1回の密会を法的に有効な証拠として最初から最後まで押さえるには張り込みや待機の時間を含めて「6時間〜8時間程度」のまとまった1日分の稼働が必要になることがわかります。
対象の行動パターンと必要日数の関係
では、自分のケースでは何日間の調査が必要になるのでしょうか。
依頼者が持っている事前情報によって、大きく3つのパターンに分類できます。
パターン1:密会日時がピンポイントで特定できている(必要日数:1〜2日)
「今週の金曜日、出張と嘘をついて〇〇駅周辺に行くことがLINEの画面から分かっている」といったケースです。
この場合、その日のその時間に絞って調査員を投入すれば良いため、最短1日で決定的な証拠を押さえることができます。
念のため予備日を設けたとしても、1〜2日の短期決戦で完了するため調査費用は最も安く抑えられます。
パターン2:曜日やパターンの傾向は分かるが特定できない(必要日数:3〜7日)
「毎週水曜日か金曜日のどちらかは必ず終電帰りになる」「休日の前日は怪しいが、今週会うかは分からない」といったケースです。
この場合、怪しい曜日を複数日指定して調査(例えば、水曜日と金曜日に3回ずつ等)を行うため、数日間の稼働が必要になります。相場としては3日〜5日程度の調査日数を契約する方が最も多いボリュームゾーンです。
パターン3:いつ会うか全く予測がつかない(必要日数:7日〜14日以上)
「浮気しているのは間違いないが、相手も警戒しており、いつ会っているのか全く見当がつかない」というケースです。
この場合、まずは対象者の行動パターンを把握するため、1週間〜数週間単位で長期間の素行調査(泳がせ調査)を行う必要があります。非常に高額な費用がかかるため、パック料金などを活用する必要があります。
空振りが出たときの費用の扱い
浮気調査において依頼者が最も恐れるのが、調査を実施したにもかかわらず証拠が取れない「空振り(からぶり)」です。
探偵業界で言う空振りとは、「調査員を配置して尾行を行ったが、対象者が浮気相手と会わずにまっすぐ帰宅した」「同僚と飲みに行っただけで不貞行為はなかった」といった日を指します。
ここで絶対に理解しておかなければならないのは「空振りの日であっても、探偵が現場で稼働した以上、その日の調査費用(人件費や経費)は全額発生する」ということです。
「証拠が取れなかったのだから、今日の分は無料にしてほしい」という要望は、完全成功報酬型の特殊なプランを除き原則として通りません。
探偵側は調査員の手配や機材の準備を行い、実際に尾行という労働を提供しているからです。
だからこそ依頼者は「いかに空振りする日を減らし、確度の高い日だけを探偵に調査させるか」に全力を注ぐ必要があります。
日数を減らすために依頼者ができる事前準備
空振りを減らし必要最低限の日数で証拠を掴む(=費用を安く抑える)ためには、探偵に丸投げするのではなく依頼者自身の「事前の情報収集」が極めて重要です。
違法行為にならない範囲で、以下のような記録をノート等にまとめておきましょう。
- 帰宅時間の記録: 過去1〜2ヶ月分の「帰宅が遅かった日」「休日出勤した日」をカレンダーに書き出し、曜日の規則性を見つける。
- レシートや明細の確認: ゴミ箱や財布の中のレシート、ETCカードの利用履歴などから、「どこで、何時に、何にお金を使ったか」を割り出す。
- 車両のチェック: 助手席の位置が変わっていないか、見慣れない髪の毛が落ちていないか、走行距離が不自然に伸びていないかを確認する。
- スマホの扱い方: 「お風呂やトイレにもスマホを持ち込むようになった」「画面を下にして置くようになった」など、警戒のサインを記録する。
これらの情報が少しでもあれば、探偵はプロの視点で分析し「このパターンの人は、給料日後の金曜日に動く確率が高い」といった推測を立てることができます。
結果として、無駄な調査日数を削ることに直結するのです。
日数から総額を計算する
ここまでの内容を踏まえれば、自分の状況において「何日くらい調査が必要か」がおおよそ見えてくるはずです。
調査日数の目星がつけば、あとは探偵事務所の「1日あたりの費用」を掛け合わせることで、総額のシミュレーションが可能になります。
例えば、調査員2名・1日5時間の調査で「1日あたり約10万円」の探偵事務所があったとします。
- 密会日が特定できており、1日で終わる場合:約10万円
- 傾向しか分からず、3日間の調査(うち2日は空振り)となった場合:約30万円
- 全く傾向が分からず、7日間のパック料金を契約した場合:約60万円〜
このように、調査日数は浮気調査の費用を決定づける最大の要因です。
見積りを取る前に、「自分の手持ちの情報なら何日かかりそうか」を整理し、無料相談の際に「私のこの情報量であれば御社では何日間のプランを推奨しますか?」と質問することでより現実的で納得のいく見積りを引き出すことができるでしょう。